人間向いてないやつの話

タイトルまんま。多分何かの障害なんだろーなってのは察せられてる。

👨‍👩‍👦‍👦←🤨?

今週のお題「おとうさん」

はろー こんにちはうみちゃんです。

お父さんって言葉を見たとき、何となくこの記事を書こうかなっていうのがすぐに浮かびました。多分誰かに聞いてほしかったんだと思う。

いつか消える記事だと思うけど、まぁ独白だし、こんなの出口を失った愚痴みたいなものなので、許してね。

あたしにとってのパパは、世界で一番嫌いな人間の一人。
まぁ今のパパと前のパパがいて、今のパパは割と好き。優しいし面白いし、ママがいっつもニコニコしてるから。
前のパパは、違った。

自分が性的な目で見られてるなって分かることあるよね。
あぁこの人、自分に気があるんだな、とかじゃなくて、なんか性的な目で見られてるなって。
おなじか。

みんな、自分が初めて性的な目で見られたなって思ったときのことって、覚えてるもんなんかな。どうなんだろうね。覚えてないのかも。
わたしはおぼえてる。てか、忘れられなかった。
パパだったから。

小学校五年生のときにね、家族で旅行に行ったの。冬だったかな。日の出と一緒に車を降りたときの、澄み切った空気が心地よかった。赤みがかった空と深い青の海の間から、太陽が登ってくる景色。きれいだなぁって、胸いっぱいに空気を吸い込んだの、おぼえてる。
あたしはその時、もう結構体重が重くなってて、生理だってとっくに来てた。周りより、初潮が早かったんだ。だから性徴の速度も、少し速かったのかもしれない。胸も大きくて、それまで着てた服が着れなくなってきた時期だった。
だからね、それまで着れてたパーカーが、胸んとこでチャックが上がらなくなった。一年前と同じ服だったから余計に、チャックが上がらない状況が誇張されてたのかもしれない。

だから、パパがなんでチャックあげんの、寒いやろって言った。チャック、胸でつっかえて上がらんって答えた。

パパ、気持ち悪く笑ってた。

いま考えれば、平日は残業してお仕事してきて、休日は家族サービスをしてくれる素敵なパパだったんだと思う。人間として、出来たパパだったのかもしれない。
結局パパとママは離婚して、あたしはママについてったから、パパが今どうしてるのか知らない。
離婚の原因に、あたしはまったく関係ない。あたしがあの日、パパのこと、一瞬で嫌いになったのを、多分ママはいまも知らない。

だからママは残酷に、たまにはパパに会いに行ってあげてって言う。パパは養育費もちゃんと払ってくれた、偉いパパなんだよって。

偉いパパってなんだよ。

全国のお父さんへ。
性徴期の女の子って、すごくナーバス。些細なことでも気になるし、それこそ、パパのパンツと一緒に洗わないで!ってなる時期なんだよね。
だから、ほんとに気をつけてほしいんだけど、女の子は意外と自分がどんな目で見られているかを観察してる。しっかり見てる。生き残るために相手の反応を探る、強かな生き物だ。

第二次性徴の時期っていうのは、男でも女でもないような状態から、女の子になる、分岐点みたいなものだ。そんな時期の女の子を、ましてや自分の娘を、性的な目で見ちゃだめだ。

言いづらいけど、男の人の目線って結構分かりやすくて、ズリネタにされてることに気付いてる人は多いと思う。
気付かれんやろって意識は、捨てたほうがいい。気付かれてるから。

あたしがパパを嫌いになったのは、パパがあたしを一瞬でも、女としてみたからだ。
あたしのこと、絶対そんな目で見ないって信じてたのに、裏切られたから。
あたしはそんな、パパが嫌いだ。